ボーリング工事井戸のポンプはご注意を

ボーリング工事 深井戸

生活インフラはとても大切

古民家などを購入(借りる)、田舎暮らしを考える場合、
生活インフラ(電気・ガス・水道・携帯電波・インターネットなど)が、
しっかりとあるか確認することはとても重要です。

生活インフラがない、あるいは欠けている場合、
慎重に、その物件での移住生活を考え検討し、
購入(借りない)しない判断もとても大切です。

空き家バンクなど自治体、移住サポートセンター、
売主側の情報提供は、話半分に聞き、
しっかりと自分の目で確認することが重要です。

私自身、空き家バンク・移住サポートセンター・売主さん共に、
当然ですが、移住先に住んでいる人ですから、
正直安心していた(甘くみていた)部分がありました。

物件紹介の中で、ボーリング工事代金は、売買代金に含まれている。
水を汲み上げるポンプはあります。ポンプから水を使うところまでの
配管工事は必要(自腹)ですが・・・と、移住サポートセンターの
担当者から聞いていましたが…

どちらもトラブルがあり、予定外の出費が掛かりました。
また、すぐに住めます(改修が必要ない)などと、
言っている物件であっても、蓋を開けてみたら、
改修が必要・壊れていたなんて話も、ちょくちょく聞きます。

ボーリング工事

岩盤の調査など、いろいろな用途があるようですが、
個人で発注する場合、ほとんどが井戸を掘る用途かと思います。

ドリルのついた機械で、地中を掘っていきます。
実はこのボーリング工事、工事中に水が必要になります。
水が無いから工事するのに、その工事に水が必要だと!
焦りました。

ボーリング工事 深井戸

私の住んでいる集落では、全世帯?かは分かりませんが、
井戸を掘っているみたいでして、近所の人が
水を分けてくれました。本当に感謝です。

ボーリング工事 深井戸

この中で水と砂?が分かれていくようです。

ボーリング工事 深井戸

どんどん砂?が溜まっていきます。
最初は業者さんが捨てに行っていたのですが・・・
もっと早く気付くべきでした。

セメントで、コンクリートやモルタルを作るときに、
使える!コスト削減になる!
ボーリング工事で出てくる砂は全て頂くことに。
業者さんも捨てに行く時間とコストが削減!
これこそwin-winの関係です。(^^;

6/16日機材搬入
6/17日からボーリング工事スタート
6/22日ボーリング24m
6/28日ボーリング55m 水が出る

と2週間ほどで水が出ました。
水量はかなりあり、良い井戸だそうです。

ボーリング工事 深井戸

ポンプで圧力をかけ、水をどんどん出して行きます。
パイプからどんどん水が出てきます。
一日中水出しっぱなし。源泉かけ流しの温泉のようです。

どんだけの量が流れていったのでしょう?

ボーリングの費用

元々ボーリング工事の費用は、物件価格に含まれていたため、
そこまで気にしていなかったのですが、
ちょっとしたことがきっかけで、ボーリング工事について
調べることになりました。

一番不安に感じた事は、掘ってみないと分からない。
深くなればなるほど金額が掛かること。

これは物件交渉・契約時に、追加料金は困りますよ!と
念を押し、契約書にボーリングの実施(売主負担)を、
明記してあるのを確認後、契約をしました。

Φ100仕上げで、1m12000円だそうで、
55mだと、12000×55=660000+消費税となります。

売主さん負担でしたから、実際の支払金額は分かりませんが、
生活用水(飲料)で利用する場合、ある程度深く
掘る(深井戸)必要があるそうです。

ポンプの設置

甘く見ていた事が、このポンプに関してです。
元々、ポンプはあるという話でしたが、
これが業者さんと打ち合わせの時に、
使えない事が発覚しました。

非常に困った話でして、
自治体や移住サポートセンターに言っても・・・
最後は、「こちらは物件の紹介だけなので、
後は当事者同士でお願いします。」と逃げの一手。

ポンプありますって言いましたよね?
語気も強くなります。中々痺れる現実です。

結果として20万ちょっと、予定外の出費が
発生しました。たまりません。

あると言っていたポンプ、実は浅井戸用ポンプ。
今回必要なのは深井戸用ポンプ・・・
無知は罪なりです。このことは深く反省、
その後は気を引き締めての移住活動でした。

ボーリング工事終了時の状態。
原状復帰しないんだーとちょっとびっくりです。

ボーリング工事終了時

6/28日に水が出て、7月の第一週に、
ポンプ給水施設工事予定でしたが、7/5日に九州北部豪雨があり、
工事が不可能となりました。

結局7/17日にポンプ給水施設工事となり、
4/26日の契約日から、6月第二週の完全移住までの、
約3ヵ月間の水無し生活が終了しました。

ポンプ給水施設工事

ポンプは、川本ポンプJF-250Sでした。
取付時の職人さんの一言がとても気になりました。

「これ2mくらい上がって来とるよ!」
外で家の片付けをしながらでしたが、確かに聞こえました。

暇を見て、いずれは確認したい事の一つですが、
それだけ水量があるということ?なのでしょう。
良いことです。

深井戸用 川本ポンプ JF-250S

蛇口が強度がかなり心配な感じです。(^^;

深井戸用 川本ポンプ JF-250S

他の業者さんの話では、コンクリートで囲わず、
野ざらしあるいは、犬小屋みたいな感じでの対応で
良いと思いますが・・・と言われたのですが・・・

結果としてお値段掛けても、
コンクリートで囲っていて正解でした。
1月後半から、毎週のように雪が積もり、
福岡に住んでいた時では、考えられないほどの寒さ。
水道管が凍る毎日。(^^;

正直、野ざらし・犬小屋みたいどちらも、
経験していないので分かりませんが、
今年の冬の寒さの場合、ポンプ本体にも、
影響があったのでは?と思います。