生活インフラはとても大切
古民家などを購入(借りる)、田舎暮らしを考える場合、
生活インフラ(電気・ガス・水道・携帯電波・インターネットなど)が、
しっかりとあるか確認することはとても重要です。
生活インフラがない、あるいは欠けている場合、
慎重に、その物件での移住生活を考え検討し、
購入(借りない)しない判断もとても大切です。
空き家バンクなど自治体、移住サポートセンター、
売主側の情報提供は、話半分に聞き、
しっかりと自分の目で確認することが重要です。
私自身、空き家バンク・移住サポートセンター・売主さん共に、
当然ですが、移住先に住んでいる人ですから、
正直安心していた(甘くみていた)部分がありました。
物件紹介の中で、ボーリング工事代金は、売買代金に含まれている。
水を汲み上げるポンプはあります。ポンプから水を使うところまでの
配管工事は必要(自腹)ですが・・・と、移住サポートセンターの
担当者から聞いていましたが…
どちらもトラブルがあり、予定外の出費が掛かりました。
また、すぐに住めます(改修が必要ない)などと、
言っている物件であっても、蓋を開けてみたら、
改修が必要・壊れていたなんて話も、ちょくちょく聞きます。
ボーリング工事
岩盤の調査など、いろいろな用途があるようですが、
個人で発注する場合、ほとんどが井戸を掘る用途かと思います。
ドリルのついた機械で、地中を掘っていきます。
実はこのボーリング工事、工事中に水が必要になります。
水が無いから工事するのに、その工事に水が必要だと!
焦りました。
![ボーリング工事 深井戸](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5329-300x225.jpg)
私の住んでいる集落では、全世帯?かは分かりませんが、
井戸を掘っているみたいでして、近所の人が
水を分けてくれました。本当に感謝です。
![ボーリング工事 深井戸](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5333-300x225.jpg)
この中で水と砂?が分かれていくようです。
![ボーリング工事 深井戸](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5993-300x225.jpg)
どんどん砂?が溜まっていきます。
最初は業者さんが捨てに行っていたのですが・・・
もっと早く気付くべきでした。
セメントで、コンクリートやモルタルを作るときに、
使える!コスト削減になる!
ボーリング工事で出てくる砂は全て頂くことに。
業者さんも捨てに行く時間とコストが削減!
これこそwin-winの関係です。(^^;
6/16日機材搬入
6/17日からボーリング工事スタート
6/22日ボーリング24m
6/28日ボーリング55m 水が出る
と2週間ほどで水が出ました。
水量はかなりあり、良い井戸だそうです。
![ボーリング工事 深井戸](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5853-300x225.jpg)
ポンプで圧力をかけ、水をどんどん出して行きます。
パイプからどんどん水が出てきます。
一日中水出しっぱなし。源泉かけ流しの温泉のようです。
どんだけの量が流れていったのでしょう?
ボーリングの費用
元々ボーリング工事の費用は、物件価格に含まれていたため、
そこまで気にしていなかったのですが、
ちょっとしたことがきっかけで、ボーリング工事について
調べることになりました。
一番不安に感じた事は、掘ってみないと分からない。
深くなればなるほど金額が掛かること。
これは物件交渉・契約時に、追加料金は困りますよ!と
念を押し、契約書にボーリングの実施(売主負担)を、
明記してあるのを確認後、契約をしました。
Φ100仕上げで、1m12000円だそうで、
55mだと、12000×55=660000+消費税となります。
売主さん負担でしたから、実際の支払金額は分かりませんが、
生活用水(飲料)で利用する場合、ある程度深く
掘る(深井戸)必要があるそうです。
ポンプの設置
甘く見ていた事が、このポンプに関してです。
元々、ポンプはあるという話でしたが、
これが業者さんと打ち合わせの時に、
使えない事が発覚しました。
非常に困った話でして、
自治体や移住サポートセンターに言っても・・・
最後は、「こちらは物件の紹介だけなので、
後は当事者同士でお願いします。」と逃げの一手。
ポンプありますって言いましたよね?
語気も強くなります。中々痺れる現実です。
結果として20万ちょっと、予定外の出費が
発生しました。たまりません。
あると言っていたポンプ、実は浅井戸用ポンプ。
今回必要なのは深井戸用ポンプ・・・
無知は罪なりです。このことは深く反省、
その後は気を引き締めての移住活動でした。
ボーリング工事終了時の状態。
原状復帰しないんだーとちょっとびっくりです。
![ボーリング工事終了時](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6446-300x225.jpg)
6/28日に水が出て、7月の第一週に、
ポンプ給水施設工事予定でしたが、7/5日に九州北部豪雨があり、
工事が不可能となりました。
結局7/17日にポンプ給水施設工事となり、
4/26日の契約日から、6月第二週の完全移住までの、
約3ヵ月間の水無し生活が終了しました。
![ポンプ給水施設工事](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6448-300x225.jpg)
ポンプは、川本ポンプJF-250Sでした。
取付時の職人さんの一言がとても気になりました。
「これ2mくらい上がって来とるよ!」
外で家の片付けをしながらでしたが、確かに聞こえました。
暇を見て、いずれは確認したい事の一つですが、
それだけ水量があるということ?なのでしょう。
良いことです。
![深井戸用 川本ポンプ JF-250S](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6451-300x225.jpg)
蛇口が強度がかなり心配な感じです。(^^;
![深井戸用 川本ポンプ JF-250S](https://tabinoeki.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6452-300x225.jpg)
他の業者さんの話では、コンクリートで囲わず、
野ざらしあるいは、犬小屋みたいな感じでの対応で
良いと思いますが・・・と言われたのですが・・・
結果としてお値段掛けても、
コンクリートで囲っていて正解でした。
1月後半から、毎週のように雪が積もり、
福岡に住んでいた時では、考えられないほどの寒さ。
水道管が凍る毎日。(^^;
正直、野ざらし・犬小屋みたいどちらも、
経験していないので分かりませんが、
今年の冬の寒さの場合、ポンプ本体にも、
影響があったのでは?と思います。